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ヤマダホールディングス(9831)の株主優待|内容・条件・投資額を解説

2026 7/26
株主優待
2026年7月19日2026年7月26日
フクロウ
ヤマダホールディングスの株主優待の内容・条件・投資額を解説する記事のアイキャッチ画像。電卓を持つビジネスウーマンのイラスト
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家電量販店最大手のヤマダデンキを運営するヤマダホールディングス(証券コード9831)は、全国の店舗で使える買物優待券がもらえる株主優待で個人投資家に知られています。ただしこの優待は2021年に内容が縮小改定されており、インターネット上には改定前の古い情報(100株で年3,000円分など)が残っている点には注意が必要です。

この記事では「いくら投資すればもらえるのか」「年に何回もらえるのか」「配当と合わせた利回りはどのくらいか」といった疑問について、公式IRの一次情報をもとに現行制度を客観的に整理します。数値には出典と確認日を添えていますので、投資判断の材料としてご活用ください。

なお、そもそも株主優待の仕組みやもらい方から確認しておきたい方は、株主優待とは?仕組み・もらい方・種類・注意点を初心者向けにやさしく解説もあわせてご覧ください。

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※本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。制度・数値は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

目次

ヤマダホールディングスの株主優待、何がもらえる?

現行制度でもらえるのは、店舗で使える買物優待券(500円券)です。この優待券が年2回(3月末・9月末の権利確定分)進呈されます。100株を保有した場合、3月末基準日分で500円分(1枚)、9月末基準日分で1,000円分(2枚)となり、年間で合計1,500円分(100株・現行制度)が受け取れる計算です。

もらえる金額は保有株式数によって段階的に増えます。保有株数ごとの年間合計は次のとおりです。

保有株式数 3月末基準日 9月末基準日 年間合計
100〜499株 500円分(1枚) 1,000円分(2枚) 1,500円分
500〜999株 2,000円分(4枚) 3,000円分(6枚) 5,000円分
1,000〜9,999株 5,000円分(10枚) 5,000円分(10枚) 10,000円分
10,000株以上 25,000円分(50枚) 25,000円分(50枚) 50,000円分

後述するとおり、この100〜499株区分の年1,500円分は2021年の制度改定後の内容です。改定前は年3,000円分でしたので、古い情報と取り違えないようご注意ください。(出典: ヤマダホールディングス公式IR「株主優待制度」、確認日2026-07-19)

優待をもらうための条件

優待を受け取るには、権利確定日の時点で一定の株式を保有している必要があります。ポイントは「必要株数」と「権利確定日」の2点です。

必要な株数は100株から

優待の対象となる最低株数は100株(1単元)です。ヤマダホールディングスの単元株数は100株のため、100株から優待の対象となります。(出典: 公式IR、Yahoo!ファイナンス 9831、確認日2026-07-19)

継続保有の条件は「なし」

現行制度に、一定期間以上の継続保有を求める要件はありません。権利確定日時点で株式を保有していれば優待の対象になります。ただし、2021年の改定より前に存在した長期保有特典(1年以上・2年以上の保有で追加進呈)は廃止済みです。長く持てば上乗せがある、という古い情報は現在は当てはまりません。(出典: 公式IR、ダイヤモンド・ザイ2021年記事、確認日2026-07-19)

いつまでに買えばよいか

優待を得るには「権利付最終日」までに株式を買い付けておく必要があります。一般に権利付最終日は権利確定日の2営業日前が目安ですが、具体的な日付は年によって異なるため、購入前には証券会社等で当該年の日程をご確認ください。

必要な投資額はいくら?

優待対象の最低単位は100株です。直近の株価650.4円(2026年7月10日時点)で計算すると、必要な投資額は次のようになります。

650.4円 × 100株 = 約65,040円(手数料を除く)

株価は日々変動するため、購入するタイミングによって必要額は増減します。上記はあくまで一時点の株価による目安です。(出典: Yahoo!ファイナンス 9831、確認日2026-07-19)

権利確定日とスケジュール

権利確定日(基準日)は3月末・9月末の年2回です。それぞれの基準日ごとに優待券が発送され、有効期限が設定されています。発送時期と有効期限の目安は次のとおりです。

基準日 発送時期の目安 有効期限
3月末基準日分 同年6月下旬 同年12月末まで
9月末基準日分 同年12月中旬 翌年6月末まで

有効期限は発送からおよそ半年程度と短めに設定されています。受け取ってから使い忘れないよう、届いた際に期限を確認しておくと安心です。(出典: 公式IR、確認日2026-07-19)

優待券の使い方

買物優待券は、買上げ金額1,000円(税込)以上につき、1,000円ごとに1枚(500円分)利用できます。1回の買物で使えるのは最大50枚までで、実質的に支払額の半額まで優待券を充当できる仕組みです。

使用できるのはヤマダデンキ国内各店舗(一部フランチャイズ店を除く)と、IDC OTSUKA業態の店舗(ブランドショップを除く)です。一方で、次のような支払いには利用できません。

  • 通信販売、修理代金、工事代金、部品代金
  • レストラン、テナント店舗での支払い
  • 金券、POSAカード、たばこ、リサイクル料金 など(全14項目)

また、買上げ1,000円ごとに1枚という制限があるため、1,000円未満の端数部分には優待券を使えません。金券やPOSAカードの購入には使えないことから、換金性は低い優待といえます。(出典: 公式IR、確認日2026-07-19)

配当と優待を合わせた利回り

この銘柄を評価するうえでは、「配当利回り」と「優待利回り」を分けて考えると整理しやすくなります。両者は性質が異なるため、ここでは単純に合算せず、それぞれ提示します。

配当利回りの推移

1株あたり配当と配当利回りの推移は次のとおりです。

年度 1株配当 配当性向 配当利回り
2022年3月期 18円 — —
2023年3月期 12円 — —
2024年3月期 13円 — —
2025年3月期 13円 33.4% 3.02%
2026年3月期 17円 77.4% 3.24%
2027年3月期(予想) 17円 — 2.43%

同社は「連結配当性向30%以上」を配当方針に掲げています。ここで留意したいのが、2026年3月期の配当性向が77.4%と一時的に高水準になっている点です。これは同期の営業利益が前期比62.2%減(在庫処分等が背景)となる一方で、配当を13円から17円へ増配したことによるものです。配当性向が高いこと自体は「安定」を意味するわけではなく、利益が減った局面で配当を維持・増額した結果である点は正確に押さえておく必要があります。(出典: IRBANK配当推移、確認日2026-07-19)

優待利回りの試算

優待の年間価値は、100株保有で年1,500円分です。最低投資額約65,040円に対して計算すると、優待利回りは次のようになります。

1,500円 ÷ 65,040円 = 約2.31%(フクロウ試算)

この優待利回りは券面額をそのまま金額換算したフクロウ試算であり、実際の価値は優待券を使い切れるかどうかに左右されます。配当利回りとは性質が異なるため、両者を単純に足し合わせた「合計利回り」としては扱わず、別々の指標として捉えることをおすすめします。

優待の変更履歴

ヤマダホールディングスの優待は、2021年3月末基準日分から縮小改定されています。主な変更点は次の2つです。

  • 100〜499株区分の年間進呈額が、年3,000円分から年1,500円分へ半減
  • 全株主を対象とした長期保有優遇制度を廃止(従来は継続保有期間に応じて優待が上乗せされる仕組みがあったが、2021年の改定で廃止)

この2021年改定より後、追加的な改定は確認できませんでした。現行の公式IR制度は、この改定後の内容と一致しています。冒頭でも触れたとおり、ネット上には改定前の「年3,000円分」「長期保有で上乗せ」といった情報が残っている場合があるため、参照する情報の時点にご注意ください。(出典: ダイヤモンド・ザイ2021年記事、いまから投資、公式IR、確認日2026-07-19)

向いている人・向いていない人

優待の内容や使い方をふまえると、この銘柄の優待は次のような方に向いていると考えられます。

  • ヤマダデンキやIDC OTSUKAの店舗が生活圏にあり、日頃から利用する方
  • 家電などを店頭で購入する機会が定期的にある方

一方、次のような方には優待の使い勝手が良くない可能性があります。

  • 近くに対象店舗がなく、来店の機会が少ない方
  • 買い物をネット通販中心で済ませる方(通信販売には利用不可)
  • 優待を換金目的で考えている方(金券・POSAカード購入には利用不可)

近くにヤマダデンキやIDC OTSUKAがなく来店の機会が少ない場合は、生活圏で使いやすい別の小売優待を検討する手もあります。コンビニやスーパーを日常的に利用する方であれば、セブン&アイ・ホールディングス(3382)の株主優待|内容・条件・投資額を解説もあわせて比較してみてください。

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注意点・リスク

投資を検討する際は、次の点にも留意しておくとよいでしょう。

  • 利用できない支払いが多い: 通信販売・修理・工事・部品・レストラン・金券・POSAカードなど14項目で利用不可です。
  • 端数には使えない: 買上げ1,000円ごとに1枚という制限があり、1,000円未満の端数には充当できません。
  • 有効期限が短め: 発送から半年程度で期限が切れるため、使い忘れに注意が必要です。
  • 業績リスク: 2026年3月期は営業利益が前期比62.2%の減益となりました。配当性向も77.4%と高水準にあり、今後の業績次第では減配や優待改定の可能性もあるため、継続的に業績動向を確認することが望まれます。

優待制度や配当は企業の判断で見直される可能性があります。実際に2021年には優待が縮小改定された経緯もあるため、保有を続ける場合も定期的に最新のIR情報を確認しておくと安心です。

まとめ

ヤマダホールディングス(9831)の株主優待は、100株保有で年1,500円分(現行制度)の買物優待券が年2回もらえる内容です。最低投資額は約65,040円(2026年7月10日時点の株価ベース)で、優待利回りは約2.31%(フクロウ試算)、2026年3月期の配当利回りは3.24%となっています。

ただし、2021年に優待が縮小改定され長期保有特典も廃止されている点、通信販売や金券購入には使えず有効期限も短めである点、直近で大幅な減益となっている点などは、あらかじめ理解しておきたいポイントです。ヤマダデンキやIDC OTSUKAを日常的に利用する方であれば、店頭での買い物に活用しやすい優待といえるでしょう。

同じ小売業界で日常の買い物に使える優待としては、総合スーパーを展開するイオンの制度もよく比較されます。食料品などの購入頻度が高い方は、イオン(8267)の株主優待とは?もらえる条件・必要投資額・実質利回りを解説もチェックしておくとよいでしょう。

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※本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。制度・数値は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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