この記事の判断軸:TENTIALの優待は、対象サービスやマイルを自分が使う予定があるか、6か月保有の条件を満たせるか、優待価値を使い切るために必要な保有株数と資金が見合うかで判断します。利用先が決まっていない場合は、額面や話題性だけで評価しないことが重要です。
TENTIAL(テンシャル)の株主優待は、100株以上を6か月以上継続して保有した株主が対象です。2026年8月末基準日の優待から、株式分割後の保有株数に合わせて区分が変わりました。1回の基準日あたり、100株以上299株以下は2,000マイル、300株以上599株以下は6,000マイル、600株以上1,499株以下は18,000マイル、1,500株以上は24,000マイルです。2月末と8月末の年2回が対象になるため、年間ではそれぞれ4,000円、12,000円、36,000円、48,000円相当になります。
株主優待のTENTIALマイルは、1マイル=1円相当です。ただし現金ではなく、TENTIAL公式オンラインストアや直営店舗で使うポイントなので、商品を購入する予定があるかどうかで実際の価値は変わります。
ただし、権利付き最終日に100株を買えば受け取れる優待ではありません。2月末と8月末の株主名簿に、同じ株主番号で2回以上続けて記載される必要があります。2026年8月末に初めて株主名簿へ載る人は、最短でも2027年2月末基準の優待から対象です。
この記事では、TENTIALの株主優待について、株数ごとの付与マイル、6か月継続保有の判定方法、初回の受け取り時期、マイルの使い道まで説明します。TENTIALの商品を普段から購入する人にとっては使いやすい優待ですが、商品を買う予定がない人にとっては、額面どおりの価値にならない点にも注意が必要です。
TENTIALの株主優待は何株からもらえる?
2026年8月末基準日の優待から、保有株式数に応じて付与されるマイルが4段階になりました。最低条件は100株です。
| 保有株式数 | 1回あたりのマイル | 年間のマイル |
|---|---|---|
| 100株以上299株以下 | 2,000マイル | 4,000マイル(4,000円相当) |
| 300株以上599株以下 | 6,000マイル | 12,000マイル(12,000円相当) |
| 600株以上1,499株以下 | 18,000マイル | 36,000マイル(36,000円相当) |
| 1,500株以上 | 24,000マイル | 48,000マイル(48,000円相当) |
このマイルは現金ではありません。TENTIAL公式オンラインストアと直営店舗(一部店舗を除く)で使えるポイントで、買い物に使う場合はクーポンへ交換します。株主優待の案内では、1マイルを1円相当として扱いますが、使える場所と期限があるため、現金と同じ価値ではありません。楽天市場やAmazonなど、TENTIAL以外のECモールでは利用できません。
100株から300株へ増やすと、付与マイルは2,000から6,000へ増えます。一方、600株以上では18,000マイルになるため、保有株数を増やす判断をするなら、株価だけでなく「その金額分の商品を実際に買うか」まで考える必要があります。
6か月以上の継続保有とは?
TENTIALの継続保有条件は、単に6か月間ずっと証券口座に表示されていればよいという意味ではありません。会社の株主名簿に、同じ株主番号で連続して記載されているかどうかで判定されます。
具体的には、2月末日と8月末日の株主名簿に同一株主番号で2回以上記載され、かつ各基準日に、保有区分の最低株数を下回っていないことが必要です。300株の区分を狙うなら、2月末と8月末の両方で300株以上を保有していなければなりません。
したがって、次のような買い方では注意が必要です。
- 8月末の権利付き最終日に100株だけ買う
- その後、2月末までに売却する
- 2月末の直前に買い戻す
この場合、株主番号が変わったり、2月末の名簿に継続して記載されなかったりすると、優待の対象から外れる可能性があります。株式の売買で株主番号が必ず変わるとは限りませんが、継続保有の判定を自分で推測するのは危険です。売却や証券会社の変更をする場合は、会社の優待条件と証券会社の案内を確認してください。
株式分割後の株数で判定される
TENTIALは2026年6月30日を基準日として、普通株式1株を3株に分割しました。2026年8月末基準日からは、分割後の株数で優待区分を判定します。たとえば分割前に100株を保有していた場合、分割後は300株になるため、分割後の300株以上599株以下の区分に該当します。分割前の株数のまま判定すると区分を間違えるので、証券口座に表示される分割後の株数と会社の区分表を照らし合わせてください。
2026年8月末基準日から何が変わった?
変更のポイントは、株式分割によって投資単位が下がったことと、優待区分が分割後の株数に合わせて組み直されたことです。TENTIALの決算説明資料によると、分割後は100株以上299株以下の区分が新設され、旧制度の100株以上199株以下に相当する区分は、分割後の300株以上599株以下へ移ります。
| 分割前の保有区分 | 分割後の保有株数 | 年間マイル |
|---|---|---|
| 対象区分なし | 100株以上299株以下 | 4,000マイル |
| 100株以上199株以下 | 300株以上599株以下 | 12,000マイル |
| 200株以上499株以下 | 600株以上1,499株以下 | 36,000マイル |
| 500株以上 | 1,500株以上 | 48,000マイル |
この変更は、2026年8月末日の株主名簿を基準日として適用されます。株式分割で保有株数が3倍になっても、株式そのものの価値が自動的に3倍になるわけではありません。優待区分だけでなく、株価、投資額、優待を使い切れるかを一緒に確認する必要があります。
2026年8月末に買ったら、いつ初回優待を受け取れる?
2026年8月末基準日に初めて株主名簿へ記載される人は、2027年2月末基準日の判定を経て、最短で2027年4月30日ごろから株主情報の登録とマイルの付与が始まります。
8月末基準日の優待は同年10月31日ごろ、2月末基準日の優待は同年4月30日ごろから、株主情報の登録とマイル付与が始まります。実際の案内はがきは株主名簿に登録されている住所へ送られるため、住所変更がある場合は証券会社で手続きを済ませておく必要があります。
「8月末までに買えば、10月にすぐもらえる」という仕組みではありません。初回の8月末基準日から受け取るには、その前の2月末基準日にも同じ株主番号で記載されている必要があるからです。
株主優待マイルを受け取る手順
初回だけ、TENTIAL公式オンラインストアのマイページで株主情報を登録します。必要な情報は、案内はがきに記載された株主番号と、株主名簿に登録されている郵便番号です。
手順は次のとおりです。
- TENTIAL公式オンラインストアに会員登録またはログインする
- マイページの「会員登録情報の確認・変更」を開く
- 「株主優待」を選ぶ
- 株主番号と郵便番号を入力する
- 株主名簿の情報との照合が完了すると、マイルが付与される
マイルは、株主情報の登録から翌日に付与されます。2回目以降は、同じ株主番号で保有条件を満たしていれば、再登録なしで付与されます。
なお、TENTIALの公式案内では、株主優待として付与されたマイルはTENTIAL Clubの年間獲得マイルには含まれず、会員ステージの判定にも影響しないとされています。買い物などで獲得する通常のTENTIAL Clubマイルとは、同じアカウントで使えても、ステージ判定上の扱いは別です。
マイルはどう使う?現金や他社ポイントには交換できない
株主優待で受け取ったマイルは、1マイル=1円相当でクーポンに交換できます。クーポンはTENTIAL公式オンラインストアや直営店舗で使えますが、マイルをそのまま現金のように支払うことはできません。
クーポンへ交換するときは、必要な分だけ交換するのが無難です。1回に交換できる上限は3万円で、交換後のクーポンの有効期限は90日です。いったんクーポンへ交換したマイルは、マイルへ戻せません。
たとえば、2,000マイルを受け取った場合、2,000円分の商品を無料で受け取れるわけではありません。商品を購入し、その支払額から2,000円分を差し引く仕組みです。購入金額がクーポン額を下回る使い方はできないため、欲しい商品が決まってから交換したほうが無駄がありません。
直営店舗で使う場合は、マイページのクーポン画面を店舗スタッフに提示します。店舗によって利用できない場合があるため、訪問前に対象店舗か確認してください。楽天市場やAmazonなどの他社ECモールでは使えません。
TENTIALの株主優待が向いている人
この優待と相性がよいのは、TENTIALの商品をもともと購入している人、または今後6か月以上保有しながら公式ストアで商品を買う予定がある人です。100株以上299株以下なら1回2,000円相当、年間4,000円相当です。優待を受け取るために必要な投資額と、普段の買い物で使える金額を分けて考えられます。
家族がそれぞれ株主になっている場合は、条件を満たせば、同じTENTIALアカウントに各株主番号を登録してマイルをまとめられます。たとえば本人と配偶者がそれぞれ100株を保有し、両方の株主情報を同じアカウントで照合できれば、2,000マイルずつ、合計4,000マイルを利用できます。ただし、株主番号ごとに郵便番号の照合が必要です。
TENTIALの株主優待に向かない人
TENTIALの商品を買う予定がない人は、優待額だけを見て投資しないほうがよいでしょう。マイルは現金化できず、他社ポイントにも交換できません。公式ストアや直営店舗で使わなければ、額面どおりの価値を受け取れないからです。
また、6か月以上の継続保有が条件なので、短期間で売買したい人にも向きません。保有中に株価が下落すれば、優待でもらえる金額を上回る損失が出ることがあります。株主優待を受け取るためだけに、会社の業績や株価の変動を無視して買うのは危険です。
優待制度は、会社の判断で変更・廃止されることもあります。購入前には、TENTIALのIRと株主優待案内で、保有株数、継続保有条件、登録期限、マイルの有効期限を確認してください。
TENTIALの株主優待は、使う予定がある人向け
TENTIALの株主優待は、100株以上を6か月以上継続して保有した株主に、1回2,000マイル以上を付与する制度です。2026年8月末基準日からは、100株、300株、600株、1,500株の4区分になり、年間の付与マイルは4,000マイルから48,000マイルまでとなりました。
重要なのは、必要株数だけでなく、2月末と8月末の株主名簿に同じ株主番号で続けて載ることです。2026年8月末に初めて買う場合、初回の対象は最短で2027年2月末基準です。
マイルはTENTIAL公式オンラインストアと直営店舗で使えますが、現金や他社ポイントには交換できません。商品を買う予定があり、6か月以上保有するつもりがある人なら、優待の使い道を具体的に想像してから株数を決めるとよいでしょう。
公式情報
- TENTIAL|株主優待制度の導入に関するお知らせ
- TENTIAL|2026年8月期第2四半期決算説明資料(株式分割・優待変更)
- TENTIAL IR よくあるご質問
- TENTIAL公式オンラインストア 株主優待の登録方法
※制度・株式分割・登録期限は変更されることがあります。購入や優待登録の前に、必ず最新の公式IRと株主優待案内を確認してください。
最終更新日:2026年8月20日
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