「クリエイト・レストランツホールディングス(証券コード3387)の株主優待は、何がもらえて、いくらから買えるのか」を整理した記事です。同社は磯丸水産やしゃぶしゃぶ温野菜など多数の外食業態を運営しており、グループ店舗で使える食事券がもらえる優待として人気があります。ただし、2025年に株式分割と優待制度の拡充が相次いだため、古い情報サイトには分割前の数字が残っている点に注意が必要です。本記事では公式IRの最新情報をもとに、優待内容・必要投資額・利回りを客観的に整理します。
※本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。制度・数値は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
クリエイト・レストランツHDの株主優待、何がもらえる?
同社グループ店舗で使える「株主様ご優待券(食事券)」を、保有株数に応じて贈呈する制度です。贈呈回数は年2回で、2月末日・8月末日の基準日ごとに発行されます。保有株数別の1回あたり贈呈額は以下のとおりです。
| 保有株式数 | 贈呈額(各回) |
|---|---|
| 100株以上 | 1,500円分 |
| 200株以上 | 3,000円分 |
| 300株以上 | 4,000円分 |
| 400株以上 | 5,000円分 |
| 500株以上 | 6,000円分 |
| 800株以上 | 8,000円分 |
| 1,200株以上 | 10,000円分 |
| 2,000株以上 | 14,000円分 |
| 6,000株以上 | 20,000円分 |
| 12,000株以上 | 24,000円分 |
| 18,000株以上 | 30,000円分 |
優待券は、専用アプリで残高・利用履歴を確認できる電子チケット、または紙の券として受け取れます。(出典:クリエイト・レストランツHD公式IR「株主優待制度のご案内」/確認日2026-07-19)
優待をもらうための条件
優待を受け取るための主な条件は以下のとおりです。
- 最低必要株数:100株(1単元)以上
- 権利確定日(基準日):2月末日・8月末日の年2回
- 継続保有条件:表内の贈呈額(通常優待)には継続保有の要件はありません
なお、通常優待とは別枠で、800株以上を同一株主番号で連続して一定回数記録した株主を対象とする「継続保有優遇制度」が設けられています。適用条件や追加額の詳細は変更される可能性があるため、詳細は公式IRでご確認ください。
そもそも株主優待がどのような仕組みで、権利確定日までに何をすればもらえるのかといった基礎については、株主優待とは?仕組み・もらい方・種類・注意点を初心者向けにやさしく解説で詳しく整理しています。

必要投資額はいくら?
2026年7月17日の終値は777円、単元株数は100株です。優待をもらえる最低単位である100株を購入する場合、必要投資額の参考値は次のようになります。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 株価(2026-07-17終値) | 777円 |
| 単元株数 | 100株 |
| 最低投資額(参考・手数料除く) | 約77,700円 |
最低投資額は「777円 × 100株 = 約77,700円」としてフクロウで計算した参考値です(手数料は含みません)。株価は日々変動するため、実際の購入時には最新の株価をご確認ください。(出典:Yahoo!ファイナンス 3387/確認日2026-07-19)
権利確定日とスケジュール
権利確定日(基準日)は2月末日と8月末日の年2回です。基準日に株主名簿へ記載されるためには、権利付最終日までに株式を保有しておく必要があります。優待券の発行時期の目安は以下のとおりです。
| 基準日 | 優待券の発行時期(目安) |
|---|---|
| 2月末日 | 5月中旬頃 |
| 8月末日 | 11月中旬頃 |
発行時期は年度により前後する場合があります。具体的な権利付最終日や発送スケジュールは、公式IRの案内でご確認ください。
優待の使い方
優待券は同社グループ店舗での店内飲食および店頭テイクアウトに利用できます(一部店舗を除く)。磯丸水産、しゃぶしゃぶ温野菜など、同社グループの複数業態で使える点が特徴です。
- 利用範囲:グループ店舗での店内飲食・店頭テイクアウト(一部店舗を除く)
- 受け取り方式:電子チケット(専用アプリで残高・履歴を確認)または紙
- 換金性:なし。現金との交換・釣銭対応はありません
- 転売・オークション・フリマ出品は禁止されています
優待券はあくまで同社グループ店舗での飲食利用を前提とした制度であり、現金同等物ではない点に留意が必要です。
同じく複数の外食業態を展開し、グループ店舗で使える食事券がもらえる優待としては、ファミリーレストランを運営するすかいらーくホールディングスもよく比較されます。詳しくはすかいらーくホールディングス(3197)の株主優待|内容・条件・投資額を解説をご覧ください。

配当+優待の実質利回り
まず配当実績・予想を確認します。1株あたり年間配当金の推移は以下のとおりです。
| 期 | 区分 | 年間配当金(1株) |
|---|---|---|
| 2024年2月期 | 実績 | 7.00円 |
| 2025年2月期 | 実績 | 8.00円 |
| 2026年2月期 | 実績 | 6.75円 |
| 2027年2月期 | 会社予想 | 5.00円 |
ここで重要な注意点があります。2026年2月期の配当6.75円は、2025年9月1日に実施された1対2の株式分割を反映した数値です。分割考慮前の単純合計は9.00円にあたります。そのため、2025年2月期以前の数値(分割前基準)と、2026年2月期以降の数値(分割後基準)を単純に比較することはできません。過年度との比較を行う際は、この分割の影響を必ず考慮してください。
2026年7月17日時点の株価777円をもとにした配当利回り(会社予想)は0.64%です。一方、優待の金銭的価値を利回り換算すると次のようになります。
- 優待額面:100株で1回あたり1,500円分、年2回で合計3,000円分/年
- 優待利回り(フクロウ試算):3,000円 ÷ 77,700円 = 約3.86%
配当利回り0.64%(会社予想)と優待利回り約3.86%(フクロウ試算)は、性質が異なるため分離して捉えることをおすすめします。両者を合算する場合でも、それは「配当0.64%+優待利回り(フクロウ試算)約3.86%」を足し合わせたフクロウ試算の合計値であり、株価変動によって変わる点にご留意ください。(出典:IRBANK配当推移/Yahoo!ファイナンス配当情報/確認日2026-07-19)
同じ外食業界の株主優待として利回りや必要投資額を比較検討したい場合は、マクドナルド(2702)の株主優待とは?もらえる条件・必要投資額・実質利回りを解説もあわせて参考になります。

優待の変更履歴
同社の優待をめぐっては、2025年に2つの大きな制度変更がありました。現行の数値はいずれもこれらの変更後のものです。
- 2025年7月14日:株主優待制度の拡充を発表(適時開示)。2026年2月末時点の株主名簿に記載された株主から適用され、配布区分が8段階から11段階に拡大されました。
- 2025年9月1日:1対2の株式分割を実施(基準日2025年8月末)。これにより、優待取得に必要な投資額が実質的に従来の約半額になりました。
この2つの変更により、優待の必要株数・投資額・配当の1株あたり金額が大きく変わっています。古い情報サイトには分割前の数字が残っている可能性があるため、必ず公式IRで最新の数値をご確認ください。(出典:日経会社情報DIGITAL適時開示/ダイヤモンド・ザイ優待拡充記事/確認日2026-07-19)
こんな人に向いている/向いていない
あくまで一般的な傾向としての整理です。投資判断はご自身の状況に応じて行ってください。
向いている可能性がある人
- 磯丸水産・しゃぶしゃぶ温野菜など、同社グループ店舗をよく利用する人
- 配当利回りより優待利回りを重視する人
向いていない可能性がある人
- 同社グループ店舗が近隣になく、利用機会が少ない人
- 配当利回りを重視する人(現状は低利回りのため)
注意点・リスク
- 有効期限が約6ヶ月と短め:2月末基準の発行分は同年11月末日まで、8月末基準の発行分は翌年5月末日までが利用期限の目安です。
- 利用制限:他の割引との併用不可/現金交換・釣銭なし/転売・フリマ出品禁止。ゴルフ場レストランでの利用時は1人あたり2,000円が上限とされています。
- 一部店舗では利用できません。
- 配当は減少傾向・低利回り:2027年2月期の予想配当5.00円は、前期実績6.75円から減配予想です。配当利回りも0.64%と低く、この銘柄の妙味は配当よりも優待寄りといえます。
- 情報の鮮度に注意:前述のとおり、古い情報サイトには分割前の数字が残っている場合があります。必ず公式IRで最新情報を確認してください。
まとめ
クリエイト・レストランツHD(3387)は、磯丸水産やしゃぶしゃぶ温野菜など多数のグループ業態で使える食事券が年2回もらえる優待銘柄です。100株なら1回1,500円分・年間3,000円分が贈呈され、最低投資額は約77,700円(2026-07-17終値ベース・手数料除く)が参考値となります。配当利回りは0.64%と低い一方、優待利回りはフクロウ試算で約3.86%と、優待に軸足を置いた特徴があります。
ただし、2025年の株式分割と優待拡充によって数値が大きく変わっており、古い情報との混同に注意が必要です。優待券の有効期限が約6ヶ月と短い点や、配当が減配予想である点も踏まえ、実際の制度・数値は必ず公式IRの最新情報でご確認ください。
※本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。制度・数値は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。



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