最終更新日:2026年8月1日
三菱UFJ 純金ファンド〈愛称:ファインゴールド〉(以下、三菱UFJ純金ファンドと表記します)は、純資産総額8,425億6,571万円(2026年7月31日)の、三菱UFJアセットマネジメントが運用する国内公募の投資信託です。設定は2011年2月7日で、運用歴は15年を超えます。金価格の上昇を背景に、純資産は2026年2月末に1兆340億円台まで積み上がりました。(出典:三菱UFJアセットマネジメントの公式API「ファンド詳細」2026年7月31日基準、交付目論見書2026年4月18日使用開始版「ファンドの目的・特色」、同社が公開している設定来データのCSV)
ただ、このファンドは金地金を直接持ちません。東京証券取引所に上場するETF「純金上場信託(現物国内保管型)」(愛称:金の果実、証券コード1540)を主要投資対象とし、その受益証券を通じて金価格の値動きをとらえる設計です。交付目論見書は「ファンドから金地金へ交換することはできません。また、ファンドで直接金地金を保有することはありません。」と明記しています。(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「ファンドの目的・特色」「投資リスク/その他の留意点」)
このETFを1本だけ持つという構造が、費用にも値動きにも表れます。実際にかかった費用の総額を示す総経費率は年1.00%(2025年1月21日〜2026年1月20日)ですが、中身である1540「金の果実」の同じ対象期間の総経費率は年0.46%です。参考指数との比較では、直近5年の決算期すべてで指数の騰落率に届いていません。そして2025年10月には、運用会社が基準価額と金の指標価格との乖離について1か月に4回のお知らせを公表しています。(出典:交付運用報告書 第15期「総経費率」「最近5年間の年間騰落率」対象期間2025年1月21日〜2026年1月20日、三菱UFJ信託銀行「純金上場信託(金の果実)」(参考情報)ファンドの総経費率 対象期間2025年1月21日〜2026年1月20日、三菱UFJアセットマネジメントのファンド関連お知らせ一覧)
2026年7月31日時点の基準価額は49,675円、設定来の騰落率は分配金再投資ベースで+396.75%です。(出典:三菱UFJアセットマネジメントの公式API「ファンド詳細」「騰落率」いずれも2026年7月31日基準)
信託報酬は年0.55%(税込)で、投資対象ETFの報酬を合わせた実質的な負担は年0.99%程度です。購入時手数料は上限1.1%と定められ、信託財産留保額はありません。(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「ファンドの費用・税金」。実質的な負担は同書の2026年1月末現在の表記)
分配金は設定来15期すべて0円です。NISAは成長投資枠の対象で、つみたて投資枠は対象外です。(出典:三菱UFJアセットマネジメントの公式API「分配金実績」2026年7月31日取得および「ファンド詳細」2026年7月31日基準、交付目論見書2026年4月18日使用開始版「課税関係」、楽天証券のファンド詳細ページ2026年7月31日更新)
三菱UFJ純金ファンドとはどんなファンドか
委託会社は三菱UFJアセットマネジメント株式会社、受託会社は三菱UFJ信託銀行株式会社です。商品分類は追加型投信/国内/その他資産(商品)で、属性区分の「その他資産」は受益証券発行信託(商品)を指します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 三菱UFJ純金ファンド |
| 愛称 | ファインゴールド |
| 設定日 | 2011年2月7日 |
| 信託期間 | 無期限 |
| 委託会社(運用) | 三菱UFJアセットマネジメント株式会社 |
| 受託会社 | 三菱UFJ信託銀行株式会社 |
| 商品分類 | 追加型投信/国内/その他資産(商品) |
| 主要投資対象 | 純金上場信託(現物国内保管型)(愛称:金の果実、証券コード1540)。投資比率は原則として高位を維持 |
| ベンチマーク | なし(ファンドにベンチマークはありません) |
| 参考指数(参考指標) | わが国の取引所における金価格=大阪取引所における金1グラムあたりの先物価格をもとに現在価値として三菱UFJ信託銀行が算出した理論価格 |
| 為替ヘッジ | 行わない(外貨建資産への投資は行わないが、裏付けとなる金地金の指標価格は為替相場の影響を受ける) |
| 決算日 | 毎年1月20日(休業日の場合は翌営業日)・年1回 |
| 信託金の限度額 | 9,000億円 |
| 繰上償還 | 投資対象とするETFが上場した全取引所で上場廃止となった場合は繰上償還/受益権の口数が10億口を下回った場合等にも繰上償還となることがある |
| ファンドコード / ISIN / 協会コード | 251065 / JP90C0007G10 / 03311112 |
| 基準価額 | 49,675円(2026年7月31日、前日比-327円) |
| 純資産総額 | 8,425億6,571万円(2026年7月31日) |
| 運用担当部/運用主担当者 | 株式運用部/長洲 雄大(運用経験年数9年) |
| NISA | 成長投資枠は対象/つみたて投資枠は対象外(販売会社により取扱いが異なる場合がある) |
運用プロセスは3つのステップで説明されています。追加設定・解約を確認して売買の必要性を検討し、「金の果実」の売買額を決定し、売買コストの抑制に留意しながら執行する、という内容です。銘柄を選ぶ運用ではなく、資金の出入りに合わせて対象ETFの保有量を調整する運用です。
押さえておきたいのが、このファンドにはベンチマークがないという点です。交付運用報告書は、当ファンドは運用の目標となるベンチマークを設けていないと記したうえで、基準価額と参考指数の騰落率を対比したグラフを載せています。参考指数は運用目標ではなく、比較の物差しという位置づけです。(出典:交付運用報告書 第15期「当該投資信託のベンチマークとの差異について」対象期間2025年1月21日〜2026年1月20日)
参考指数の中身も確認しておきます。大阪取引所の金1グラムあたりの先物価格をもとに、三菱UFJ信託銀行が現在価値として算出した理論価格で、日本の店頭小売・買取価格や海外で公表される取引価格とは異なると明記されています。店頭小売価格や買取価格を見てこのファンドの数字と合わないと感じるのは、この定義の違いによるものです。
資産構成は2026年6月30日時点でETF99.4%、コールローン他0.6%。交付目論見書の運用実績欄では2026年1月30日現在で純金上場信託(現物国内保管型)が99.7%、コールローン他(負債控除後)が0.3%です。ほぼ1銘柄で構成されているため、交付目論見書は「複数銘柄に分散する場合に比べ、分散投資効果が得られないことから、当該上場有価証券が受けるリスクの影響をほぼ直接に受けます」と書いています。(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「ファンドの目的・特色」「投資リスク」「運用実績」2026年1月30日現在、月次レポート2026年6月30日現在)
基準価額はETFの「市場価格」で決まる。2025年10月に何が起きたか
このファンドを検討するうえで最初に理解しておきたいのが、基準価額の計算のもとになる価格です。運用会社は2025年10月17日付のお知らせで、当ファンドの基準価額が「金の果実」の市場価格(取引所終値)により計算されると説明しています。
「金の果実」には2つの価格があります。投資家が取引所で売買する市場価格と、信託財産として保有する金の指標価格を反映して算出される基準価額(1口当たり純資産額)です。基準価額のほうは指標価格に連動することをめざしますが、市場価格は市場の需給で動くため、基準価額より高くなることも低くなることもあります。(出典:三菱UFJアセットマネジメントのお知らせ「基準価額と金の指標価格(参考指数)との乖離について」2025年10月17日、同社のファンドレポート「当ファンドの基準価額と金の指標価格との乖離について」2025年10月21日公表・データ基準日2025年10月20日のQ2・Q3)
| 価格の階層 | 誰が決めるか | 当ファンドとの関係 |
|---|---|---|
| 金の指標価格(参考指数) | 大阪取引所の金先物価格をもとに三菱UFJ信託銀行が算出する理論価格 | 当ファンドの参考指標。運用目標ではない |
| 「金の果実」の基準価額 | 指標価格に基づき1日1回算出(基準価額=指標価格×受益権1口あたりの質量) | ETF自身の信託報酬・信託費用の支払い等により、指標価格と差が生じる |
| 「金の果実」の市場価格 | 東京証券取引所での売買。市場の需給により変動 | 当ファンドの基準価額はこの市場価格(取引所終値)により計算される |
| 当ファンドの基準価額 | 上記の市場価格を反映して算出 | 投資家が購入・換金する価格 |
表の3段目にある「金の果実」の市場価格が需給で膨らんだ場合、その膨らみは当ファンドの基準価額にそのまま乗ります。実際に起きたのが2025年秋です。
1か月に4回、運用会社が乖離のお知らせを出した
運用会社のお知らせ一覧を確認すると、2025年10月だけで乖離に関する開示が4本並んでいます。
| 公表日 | お知らせのタイトル |
|---|---|
| 2025年10月3日 | 【三菱UFJ 純金ファンド 〈愛称:ファインゴールド〉】の基準価額と金の指標価格(参考指数)との乖離について |
| 2025年10月7日 | 【三菱UFJ 純金ファンド 〈愛称:ファインゴールド〉】当ファンドの基準価額と金の指標価格との乖離について |
| 2025年10月17日 | 【三菱UFJ 純金ファンド 〈愛称:ファインゴールド〉】の基準価額と金の指標価格(参考指数)との乖離について |
| 2025年10月21日 | 【三菱UFJ 純金ファンド 〈愛称:ファインゴールド〉】当ファンドの基準価額と金の指標価格との乖離について |
10月21日付のファンドレポート(データ基準日10月20日)には実数が載っています。信託受託者である三菱UFJ信託銀行の公表データとして、10月17日時点は「金の果実」の市場価格23,400円に対して基準価額20,553.99円で約13.8%の乖離、10月20日時点は市場価格22,525円に対して基準価額19,377.21円で約16.2%の乖離だったと記載されています。(出典:三菱UFJアセットマネジメントのファンドレポート「当ファンドの基準価額と金の指標価格との乖離について」2025年10月21日公表・データ基準日2025年10月20日)
同じレポートは、10月17日付で東京証券取引所が「金の果実」の市場価格が基準価額と比較して高い状態で推移しているとして注意喚起を行ったことにも触れています。取引所が注意喚起を出す水準の乖離が、そのまま当ファンドの基準価額の計算のもとになっていました。
背景として挙げられているのは、金現物価格が10月17日に一時1トロイオンス4,300米ドル台に乗せて過去最高値圏で推移したこと、米ドル円相場が150円前後で推移していたことです。10月17日付のお知らせでは、米金利低下観測、米政府機関の一部閉鎖が長期化する可能性、米中間の貿易摩擦への懸念が金価格の押し上げに影響したと説明されています。(出典:同ファンドレポート、および三菱UFJアセットマネジメントのお知らせ「基準価額と金の指標価格(参考指数)との乖離について」2025年10月17日)
乖離が拡大している局面で買うとどうなるか
10月20日時点の数字で言えば、「金の果実」は同じ量の金の裏付けに対して約16.2%高い価格で取引されていたことになります。当ファンドの基準価額はその市場価格を反映して算出されるため、購入する側から見ると、金の指標価格を基準にすれば割高な水準で買うことになります。
運用会社もこの点に注意を促しています。10月21日付レポートの今後の対応方針には、急速な価格変動期には指数算定のタイムラグや為替の変動、取引所での売買需給によって乖離が発生し得ることに十分留意するよう記されています。
当ファンドの基準価額は、「金の果実」の市場価格(取引所終値)をもとに計算されます。そして運用会社は、この乖離について第15期の交付運用報告書で「一時的に当ファンドの基準価額と参考指数に一定の乖離が生じました」と記述し、10月21日付レポートでも乖離が収れんする過程を含めて市場動向を注視するとしています。この算出方法から言えるのは、市場価格が「金の果実」の基準価額を上回っている局面で購入し、その後に市場価格が「金の果実」の基準価額の水準まで戻った場合、金の指標価格が変わらなくても、当ファンドの基準価額はその分低い値で算出される、という計算上の関係です。(出典:三菱UFJアセットマネジメントのお知らせ「基準価額と金の指標価格(参考指数)との乖離について」2025年10月17日、交付運用報告書 第15期「運用経過/基準価額の動き」、同社のファンドレポート「当ファンドの基準価額と金の指標価格との乖離について」2025年10月21日公表・データ基準日2025年10月20日)
乖離の大きさを自分で確かめる方法
購入前に乖離の状態を確認するには、「金の果実」の2つの価格を突き合わせます。市場価格は東証に上場している1540の株価として証券会社の画面で見られます。もう一方の基準価額(1口当たり純資産額)と指標価格は、受託者である三菱UFJ信託銀行のウェブサイトで毎営業日に公表されています。
三菱UFJ信託銀行のサイトにも、市場における一時的な需給の強さにより2つの価格の乖離幅が拡大する場合があると明記されています。運用会社側も、乖離の発生・拡大時には適時適切な情報開示に努めるとしており、実際に2025年10月は4回のお知らせが出ました。運用会社のファンドページのお知らせ欄を購入前に一度確認しておくと、乖離が話題になっている時期かどうかが分かります。(出典:三菱UFJ信託銀行「純金上場信託(金の果実)」、三菱UFJアセットマネジメントのファンドレポート「当ファンドの基準価額と金の指標価格との乖離について」2025年10月21日公表・データ基準日2025年10月20日)
参考指数に5年連続で届いていない
当ファンドにベンチマークはありませんが、交付運用報告書は基準価額と参考指数の騰落率を対比する表を毎期載せています。直近5年分を並べます。
| 決算日 | 基準価額(円) | 基準価額騰落率 | 参考指数騰落率 | 差 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年1月20日(期初) | 15,782 | ― | ― | ― |
| 2022年1月20日 | 16,869 | +6.9% | +9.3% | -2.4ポイント |
| 2023年1月20日 | 19,701 | +16.8% | +18.3% | -1.5ポイント |
| 2024年1月22日 | 23,497 | +19.3% | +20.3% | -1.0ポイント |
| 2025年1月20日 | 32,736 | +39.3% | +41.9% | -2.6ポイント |
| 2026年1月20日 | 57,985 | +77.1% | +80.1% | -3.0ポイント |
掲載されている5期すべてで参考指数の騰落率に届いていません。差は年によって-1.0ポイントから-3.0ポイントの幅があり、単純平均すると年-2.1ポイントです(にーと算出)。
直近の第15期については、運用報告書が差の内訳を示しています。参考指数が期首比+80.1%だったのに対し、投資対象の純金上場信託「金の果実」は+79.2%。当ファンドと参考指数の乖離のうち-0.9%程度は参考指数と「金の果実」の値動きが必ずしも一致しないことに起因し、-2.1%程度は当ファンドにおいて一定のキャッシュを保有していることや信託報酬、取引コスト等によるものだと説明されています。この-2.1%程度は第15期という1期分の内訳で、上の表から算出した5年平均の-2.1ポイントとは、数字が近いだけの別物です。(出典:交付運用報告書 第15期「投資環境について/参考指数との比較」対象期間2025年1月21日〜2026年1月20日)
運用報告書は-0.9%程度の中身を費用とは書いていないので、2つを合算して費用だけの差と読むことはできません。この内訳は第15期についての運用会社の説明であって、他の期にも同じ配分が当てはまるとは書かれていません。
期間をもっと長く取ると、差はさらに大きくなります。月次レポート(2026年6月30日現在)の騰落率です。
| 期間(累積) | ファンド | 参考指数 | 差 |
|---|---|---|---|
| 過去1ヵ月 | -8.9% | -9.8% | +0.9ポイント |
| 過去3ヵ月 | -10.9% | -11.3% | +0.4ポイント |
| 過去6ヵ月 | -6.5% | -4.2% | -2.3ポイント |
| 過去1年 | +34.7% | +38.8% | -4.1ポイント |
| 過去3年 | +125.9% | +139.2% | -13.3ポイント |
| 設定来 | +392.2% | +494.3% | -102.1ポイント |
設定来では102.1ポイントの開きです。一方で過去1ヵ月・過去3ヵ月はファンドが参考指数を上回っています。差は一方向に開き続けるものではなく、拡大と縮小を繰り返しながら、期間が長くなるほど積み上がる形になっています。
2026年7月分の月次レポートは2026年8月1日時点で公開されていません。運用会社の月報一覧に登録されているのは2026年4月・5月・6月分の3本で、参考指数との対比が確認できる最新のデータは2026年6月30日基準です。(出典:三菱UFJアセットマネジメントの月次レポート一覧。2026年8月1日時点で登録されているのは2026年4月・5月・6月分の3本)
費用と指数との差を突き合わせる検証は、他のファンドでも同じ手順で行っています。

コスト:信託報酬0.55%、実質的な負担0.99%程度、総経費率1.00%
費用の表示が3種類あるため、順に整理します。交付目論見書に載っている名目の信託報酬、投資対象ETFの報酬を合わせた実質的な負担、そして実際にかかった費用の総額を示す総経費率です。
| 費目 | 料率 | 内容 |
|---|---|---|
| 購入時手数料 | 上限1.1%(税抜1%) | 販売会社が定める。実際の料率は購入する販売会社によって異なる |
| 信託財産留保額 | ありません | 換金時に差し引かれる費用の設定はない |
| 運用管理費用(信託報酬) | 年0.55%(税込)/年0.5%(税抜) | 日々の純資産総額に対してかかる |
| ├ 委託会社(税抜) | 年0.225% | 運用・調査、受託会社への運用指図、基準価額の算出、目論見書等の作成 |
| ├ 販売会社(税抜) | 年0.225% | 交付運用報告書等各種書類の送付、顧客口座の管理、購入後の情報提供 |
| └ 受託会社(税抜) | 年0.05% | ファンドの財産の保管および管理、委託会社からの運用指図の実行 |
| 投資対象とするETFの報酬 | 年0.44%程度(税抜0.4%程度) | 投資対象ETFの純資産総額に対してかかる |
| 実質的な負担 | 年0.99%程度(税抜0.9%程度) | 投資対象ETFの信託(管理)報酬率を合わせた実質的な信託報酬率(2026年1月末現在) |
| 総経費率 | 年1.00% | 2025年1月21日〜2026年1月20日の実績。購入時手数料・売買委託手数料・有価証券取引税は含まない |
| その他の費用・手数料 | 事前に金額・上限額を示せない | 監査費用、売買時に証券会社等へ支払う手数料、海外保管機関に支払う費用、その他信託事務の処理にかかる諸費用 |
| 品貸料の取り扱い | 品貸料の49.5%(税抜45.0%)以内 | 有価証券の貸付の指図を行った場合、この額が運用管理費用に追加される。委託会社と受託会社の配分は1対1 |
名目の信託報酬は年0.55%で、後の章で並べる3本のなかでは最も高い水準です。2番目のピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)が0.539%、最も低いSBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)が0.0638%です。ただし当ファンドは投資対象ETFの報酬が別途かかるため、実質的な負担は年0.99%程度になります。この二重構造がこのファンドの費用の特徴です。(出典:SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)交付目論見書2026年3月11日使用開始版、ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)交付目論見書2026年4月16日版)
実際にいくら引かれたか(第15期の費用明細)
交付運用報告書には、1万口当たりでいくらの費用が計上されたかが載っています。第15期(2025年1月21日〜2026年1月20日)の期中の平均基準価額は41,269円でした。
| 項目 | 金額(1万口当たり・円) | 比率 |
|---|---|---|
| (a) 信託報酬 | 228 | 0.553% |
| うち 投信会社 | 103 | 0.249% |
| うち 販売会社 | 102 | 0.248% |
| うち 受託会社 | 23 | 0.056% |
| (b) 売買委託手数料 | 7 | 0.017% |
| (c) その他費用(監査費用) | 1 | 0.002% |
| 合計 | 236 | 0.572% |
この明細の236円・0.572%は、当ファンド自身が負担した費用です。投資対象ETFの側でかかっている費用は含まれていません。ただし総経費率は売買委託手数料を含まない計算なので、明細のうち(b)売買委託手数料7円(0.017%)を除いた分が、次の表の①0.55%にあたります(明細の各比率は表示桁数で四捨五入されているため、記事に載せた数字をそのまま差し引いた値とは末尾がわずかに違います)。これに投資先ETF側の②0.44%・③0.01%を加えたものが総経費率1.00%です。
| 区分 | 比率 |
|---|---|
| 総経費率(①+②+③) | 1.00% |
| ① 当ファンドの費用の比率 | 0.55% |
| ② 投資先ファンドの運用管理費用の比率 | 0.44% |
| ③ 投資先ファンドの運用管理費用以外の比率 | 0.01% |
総経費率年1.00%のうち、0.44ポイントは投資先ETFの運用管理費用です。次の章で扱う1540との比較は、この0.44ポイントをどう見るかという話になります。
購入時手数料は販売会社によって違う
交付目論見書が定めているのは上限1.1%(税抜1%)という枠だけで、実際の料率は販売会社が決めます。運用会社の公式APIで取得できる販売会社一覧には81社が登録されており(2026年8月1日取得)、SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・三菱UFJ eスマート証券・moomoo証券・PayPay証券・SBIネオトレード証券・CHEER証券・スマートプラス・三菱UFJ銀行(インターネット専用)・三菱UFJ信託銀行・イオン銀行などが含まれています。
ただし、一覧への掲載は一般の個人がそこで買えることを意味しません。この公式APIの一覧には、三菱UFJ信託銀行(ラップ)・ワイエム証券(ラップ専用)のように用途が限定された登録も混ざっています。もう一方の月次レポートの販売会社情報一覧表を見ると、公式APIには入っていない十六TT証券(ラップ専用)が並び、労働金庫13機関の商号には取次販売会社を示す*が付いています。(出典:三菱UFJアセットマネジメントの公式API「販売会社一覧」2026年8月1日取得、月次レポート2026年6月30日現在の販売会社情報一覧表)
| 販売会社 | 買付手数料の表示 | 確認日・確認方法 |
|---|---|---|
| 楽天証券 | 買付手数料「なし」。金融商品仲介業者(IFA)と契約している場合は同社のIFA手数料が適用されると注記 | 2026年8月1日/当ファンドのファンド詳細ページを直接確認 |
| SBI証券・マネックス証券・松井証券ほか | 当ファンド個別の料率は本記事の確認範囲では確認できなかった。運用会社の販売会社一覧に掲載されている事実のみ確認 | 2026年8月1日 |
当ファンドについて実際にページを開いて無料と確認できたのは楽天証券だけです。上限の1.1%が適用された場合、100万円の購入で11,000円がかかる計算になります(にーと算出)。料率は販売会社ごとに違うため、購入前の確認が必要な項目です。
中身のETFを直接買うと総経費率は0.46%。金地金にも交換できる
当ファンドが投資している1540「金の果実」は東証に上場しているETFなので、証券口座があれば直接買えます。信託財産である金地金を保管しているのも同じ三菱UFJ信託銀行です。費用と条件を並べます。
| 項目 | 三菱UFJ純金ファンド(ファインゴールド) | 純金上場信託(金の果実)1540 |
|---|---|---|
| 形態 | 投資信託(1540に投資) | ETF(東証上場・金地金現物が裏付け) |
| 設定日 | 2011年2月7日 | 2010年6月30日(上場は2010年7月2日) |
| 購入時手数料 | 上限1.1%(税抜1%)。販売会社が定める | 申込手数料は販売会社が独自に定める率。市場で買う場合は証券会社の売買委託手数料 |
| 信託報酬(本体・税込年率) | 0.55% | 0.440%(2026年6月30日現在) |
| 投資先の報酬 | 投資対象ETF 年0.44%程度 | ―(自身がETF) |
| 総経費率(対象期間 2025年1月21日〜2026年1月20日) | 1.00%(①0.55+②0.44+③0.01) | 0.46%(①運用管理費用0.45+②その他0.01) |
| 信託財産留保額 | ありません | なし |
| 売買単位 | 販売会社が定める単位(楽天証券はスポット・積立とも100円以上1円単位) | 取引所における売買単位は1口 |
| 金地金への交換 | できない | できる(小口転換は1回あたり1kg以上5kg以内・1kgの整数倍/大口転換は30万口以上保有の投資家のみ) |
| NISA | 成長投資枠は対象/つみたて投資枠は対象外 | ETFのため販売会社に確認が必要 |
対象期間が同じ2025年1月21日〜2026年1月20日で、総経費率は1.00%と0.46%。差は0.54ポイントです(にーと算出)。投信としてラッピングした段階で、費用がおよそ2倍になっています。
0.54ポイントの差は金額でいくらか
| 保有額100万円の場合 | ファインゴールド(総経費率1.00%) | 1540 金の果実(総経費率0.46%) | 差 |
|---|---|---|---|
| 1年 | 10,000円 | 4,600円 | 5,400円 |
| 5年 | 50,000円 | 23,000円 | 27,000円 |
| 10年 | 100,000円 | 46,000円 | 54,000円 |
100万円を10年持ち続けた場合の差は54,000円です。ただし1540を市場で売買する場合は証券会社の売買委託手数料が別途かかります。売買の回数が多いほど、この差は縮みます。
1540なら金地金と交換できる。当ファンドはできない
費用以外にも違いがあります。1540には転換(交換)制度があり、小口転換なら金地金1回あたり1kg以上5kg以内(1kgの整数倍)に対応する受益権口数を、現物の金地金に交換できます。大口転換は30万口以上保有する投資家のみが請求できます。
| 1540の転換取扱手数料(2026年6月30日現在) | 金額 |
|---|---|
| a. 事務取扱手数料 | 請求1回あたり5,500円(税抜5,000円) |
| b. 金地金改鋳費用相当額 | 金地金1kgあたり22,000円(税抜20,000円) |
| c. 金地金送料相当額(1kg) | 21,590円(税抜19,628円) |
| c. 金地金送料相当額(2〜3kg) | 21,990円(税抜19,991円) |
| c. 金地金送料相当額(4〜5kg) | 25,940円(税抜23,582円) |
1kgを交換する場合、a・b・cの合計で49,090円です(にーと算出。証券会社が独自に定める手数料は含まない)。安い手続きではありませんが、制度としては存在します。
対して当ファンドの交付目論見書は、その他の留意点の欄に「ファンドから金地金へ交換することはできません。また、ファンドで直接金地金を保有することはありません。」と書いています。同じ文は月次レポートにも載っています。金の現物を最終的に手元に置く可能性を残したいなら、この時点で当ファンドは選択肢から外れます。(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「投資リスク/その他の留意点」、月次レポート2026年6月30日現在)
それでも当ファンドを選ぶ理由になりうる3点
費用と現物交換だけを見れば1540が優位ですが、当ファンドにしかない条件もあります。
- NISAの成長投資枠の対象である点。交付目論見書に、ファンドはNISAの成長投資枠(特定非課税管理勘定)の対象であると記載されています。運用会社の公式APIでも成長投資枠のフラグが立ち、つみたて投資枠のフラグは立っていません。1540のNISA区分は販売会社に確認が必要です(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「課税関係」、三菱UFJアセットマネジメントの公式API「ファンド詳細」)
- 少額から積み立てられる点。購入単位は販売会社が定めますが、楽天証券ではスポット購入・積立とも100円以上1円単位です。1540は取引所における売買単位が1口で、2026年6月30日の終値は19,530円でした。毎月数千円ずつ積み立てたい場合、選択肢は投信側に寄ります(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「お申込みメモ」、楽天証券のファンド詳細ページ2026年7月31日更新、月次レポート2026年6月30日現在、三菱UFJ信託銀行「純金上場信託(金の果実)」)
- 販売会社の裾野が広い点。公式APIの販売会社一覧には81社が登録されており(2026年8月1日取得)、ネット証券だけでなく地方銀行・信用金庫と、取次販売会社としての労働金庫13機関も含まれます(出典:三菱UFJアセットマネジメントの公式API「販売会社一覧」2026年8月1日取得、月次レポート2026年6月30日現在の販売会社情報一覧表)
判断の軸は0.54ポイントの費用差を、NISA枠で少額から積み立てられることの対価として払うかどうかに絞られます。NISA口座で毎月1万円ずつ積み立てるなら1540はそもそも買いにくく、費用差より非課税枠を使えるかどうかのほうが効いてきます。まとまった金額を課税口座で長期保有し、いずれ現物に換える可能性も残したいなら、1540を直接持つほうが条件は合います。
他の金ファンドと並べるとどうなるか
金に投資する投資信託は他にもあります。ここではSBIアセットマネジメントの「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)」と、ピクテ・ジャパンの「ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)」を並べます。3本とも金の値動きをとらえる商品ですが、投資対象も連動をめざす価格も別物です。
| 項目 | ファインゴールド | SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし) | ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし) |
|---|---|---|---|
| 投資対象 | 純金上場信託(金の果実)1540 | iシェアーズ・フィジカル・ゴールドETC | ファンド・オブ・ファンズ形式(フィジカル・ゴールド・ファンド等) |
| 設定日 | 2011年2月7日 | 2023年6月8日 | 2019年9月19日 |
| 購入時手数料 | 上限1.1%(税抜1%) | ありません | 上限2.2%(税抜2.0%) |
| 信託報酬(本体・税込年率) | 0.55% | 0.0638% | 0.539% |
| 実質的な負担(目論見書表記) | 年0.99%程度(2026年1月末現在) | 年0.1538%〜0.1838%程度 | 最大年0.789%程度/2026年1月末日現在の組入状況に基づく試算値は年0.76%程度 |
| 総経費率 | 1.00%(2025年1月21日〜2026年1月20日) | 0.19%(2024年6月11日〜2025年6月10日) | 0.77%(2024年7月17日〜2025年7月15日) |
| 信託財産留保額 | ありません | ありません | ありません |
| NISA | 成長投資枠 | 成長投資枠 | 成長投資枠 |
| 金の現物との関係 | 金地金への交換はできない | ― | 目論見書上、金の現物への直接投資は行わない |
総経費率だけで並べると、SBIの0.19%が最も低く、ピクテが0.77%、当ファンドが1.00%です。ただし対象期間が3本ともずれているので、同一時点の比較ではありません。
実績を同じ2026年6月30日基準で並べると次のようになります。
| 2026年6月30日基準 | ファインゴールド | SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし) |
|---|---|---|
| 基準価額 | 49,222円 | 23,410円 |
| 純資産総額 | 8,320.46億円 | 3,105.90億円 |
| 1ヵ月 | -8.9% | -8.51% |
| 3ヵ月 | -10.9% | -10.06% |
| 6ヵ月 | -6.5% | -4.01% |
| 1年 | +34.7% | +36.95% |
| 3年 | +125.9% | +131.37% |
| 設定来 | +392.2% | +134.10% |
1年で2.25ポイント、3年で5.47ポイント、SBI側が上回っています(にーと算出。ファインゴールドは小数第1位まで、SBIは小数第2位までの公表値をそのまま引いた)。ただし両者は連動をめざす対象が違います。当ファンドの参考指標は「わが国の取引所における金価格」(大阪取引所の先物価格から算出される理論価格)で、SBIのファンドは、円換算した金現物価格の値動きと概ね同等の投資成果をめざす設計です。差をすべて費用の違いとして説明することはできません。
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)は2026年7月31日時点で基準価額37,627円、純資産総額1兆60億5,600万円です。分配実績は2020年7月から2026年7月までの全7回すべて0円で、設定来累計も0円です。(出典:月次レポート2026年6月30日現在、SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)の月次レポート2026年6月30日基準、ピクテ・ジャパンのファンド詳細ページ2026年7月31日基準)
同じ金ファンドでも投資対象と費用構造が違う点は、ピクテ・ゴールドの記事でも整理しています。

運用実績:設定来+396.75%、ただし直近6ヵ月は-20.4%
運用会社の公式APIで公表されている騰落率です。いずれも分配金を再投資したものとして計算した累積の値で、年率ではありません。
| 期間(累積) | 騰落率 | 起算日 |
|---|---|---|
| 1ヵ月 | +0.92% | 2026年6月30日 |
| 3ヵ月 | -10.41% | 2026年4月30日 |
| 6ヵ月 | -20.41% | 2026年1月30日 |
| 1年 | +31.25% | 2025年7月31日 |
| 3年 | +127.56% | 2023年7月31日 |
| 5年 | +209.15% | 2021年7月30日 |
| 10年 | +322.77% | 2016年7月29日 |
| 設定来 | +396.75% | 2011年2月7日 |
5年で+209.15%、設定来で+396.75%。金価格の上昇を受けた数字は強く出ています。一方で直近6ヵ月は-20.41%です。長期の数字と足元の数字が、これだけ違う方向を向いています。
月末ベースの推移を並べると、動きの大きさが見えます。
| 月末 | 基準価額 | 純資産総額 |
|---|---|---|
| 2024年12月30日 | 31,983円 | 2,867.40億円 |
| 2025年6月30日 | 36,547円 | 4,217.63億円 |
| 2025年9月30日 | 48,254円 | 6,424.16億円 |
| 2025年10月31日 | 48,576円 | 6,795.31億円 |
| 2025年12月30日 | 52,657円 | 7,995.20億円 |
| 2026年1月30日 | 62,411円 | 9,989.41億円 |
| 2026年2月27日 | 62,125円 | 10,340.81億円 |
| 2026年3月31日 | 55,263円 | 9,483.62億円 |
| 2026年5月29日 | 54,039円 | 9,304.56億円 |
| 2026年6月30日 | 49,222円 | 8,320.46億円 |
| 2026年7月31日 | 49,675円 | 8,425.66億円 |
設定来高値は2026年1月29日の66,958円です。2026年7月31日の49,675円は、そこから25.8%下の水準にあたります(にーと算出)。当ファンドは設定来15期すべて分配金が0円なので、この下落幅は分配落ちによるものではありません。設定来安値は設定日2011年2月7日の10,000円です。
暦年ベースの収益率も交付目論見書に載っています。2016年から順に、+3.6%、+6.8%、-4.5%、+15.2%、+19.1%、+3.5%、+15.7%、+20.0%、+38.7%、+64.6%、そして2026年は年初から1月30日までで+18.5%です。マイナスは2018年の1回だけですが、上昇幅は年によって3.5%から64.6%まで開きがあります。(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「運用実績/年間収益率の推移」2026年1月30日現在)
値動きの荒さを他の資産クラスと比べる
交付目論見書には、2021年2月末から2026年1月末までの5年間について、各月末時点の1年間の騰落率の最大値・平均値・最小値が載っています。
| 対象 | 年間騰落率の最大値 | 平均値 | 最小値 |
|---|---|---|---|
| ファインゴールド | +86.8% | +23.2% | -6.9% |
| 日本株 | +42.1% | +17.1% | -7.1% |
| 先進国株 | +59.8% | +23.9% | -5.8% |
| 新興国株 | +62.7% | +15.2% | -9.7% |
| 日本国債 | +0.6% | -2.5% | -6.9% |
| 先進国債 | +15.3% | +5.1% | -6.1% |
| 新興国債 | +21.5% | +9.1% | -2.7% |
最大値は+86.8%で、当ファンドと6つの資産クラスを並べたなかで最も高い数字です。最小値の-6.9%は、日本株の-7.1%や新興国株の-9.7%よりは浅いものの、先進国株の-5.8%より1.1ポイント深い位置です(にーと算出)。平均値の+23.2%は先進国株の+23.9%とほぼ並びます。この5年間に限れば、上振れは株式より大きく、平均は先進国株並み、下振れは新興国株より浅く先進国株より深い、という形になっていました。
ただし、この集計対象は2021年2月末から2026年1月末までで、2026年2月以降の下落は含まれていません。上の月末推移が示すとおり、2026年1月30日の62,411円から7月31日の49,675円まで6ヵ月で20.4%下げています。集計期間の取り方で印象が変わる数字です。
日次のデータを見ると、振れ幅の大きさがもっとはっきりします。設定来高値を付けた2026年1月29日の前後です。
| 日付 | 基準価額 | 純資産総額 |
|---|---|---|
| 2026年1月28日 | 62,913円 | 10,019.59億円 |
| 2026年1月29日(設定来高値) | 66,958円 | 10,701.76億円 |
| 2026年1月30日 | 62,411円 | 9,989.41億円 |
| 2026年2月2日 | 53,698円 | 8,592.61億円 |
| 2026年2月3日 | 59,032円 | 9,449.48億円 |
| 2026年2月4日 | 62,514円 | 10,083.69億円 |
1月29日の66,958円から2営業日後の2月2日には53,698円まで、19.8%下落しています(にーと算出)。翌2月3日には59,032円まで戻し、2月4日には62,514円です。100万円分を保有していれば、2営業日で20万円近く評価額が動いた計算になります(にーと算出)。金は値動きが緩やかだという印象を持っているなら、この数字は先に見ておきたいところです。
販売会社が公表している数値も見ておきます。楽天証券は当ファンドを「金関連-為替ヘッジ無し」に分類し、同分類の平均と対比した数値を載せています。
| 項目(税引前・年率) | 1年 | 3年 | 5年 |
|---|---|---|---|
| リターン | 30.24 | 31.73 | 25.70 |
| リターン(楽天証券分類平均) | 31.98 | 32.19 | 24.92 |
| リスク(標準偏差) | 36.12 | 24.61 | 20.32 |
| リスク(楽天証券分類平均) | 26.17 | 18.46 | 16.20 |
| シャープレシオ | 0.89 | 1.23 | 1.22 |
| トラッキングエラー | 21.44 | 14.12 | 11.22 |
1年・3年・5年のいずれも、リスク(標準偏差)が分類平均を上回っています。1年では36.12に対して分類平均26.17です。この差の理由について楽天証券のページに説明はないため、原因を断定することはできません。分類平均の算出母数も公表されていないので、順位として読むこともできません。
分配金は設定来15期すべて0円
当ファンドは毎年1月20日(休業日の場合は翌営業日)に決算を行い、年1回の分配を行う設計です。ただし実績としては、2012年1月20日の第1期から2026年1月20日の第15期まで、15期すべて分配金が0円です。設定来累計も0円です。
| 決算日 | 基準価額 | 分配金(1万口・税引前) |
|---|---|---|
| 2026年1月20日(第15期) | 57,985円 | 0円 |
| 2025年1月20日(第14期) | 32,736円 | 0円 |
| 2024年1月22日(第13期) | 23,497円 | 0円 |
| 2023年1月20日(第12期) | 19,701円 | 0円 |
| 2022年1月20日(第11期) | 16,869円 | 0円 |
| 2021年1月20日(第10期) | 15,782円 | 0円 |
これは運用がうまくいっていないからではなく、方針としてそうしています。交付目論見書の分配方針には、分配金額の決定にあたっては信託財産の成長を優先し、原則として分配を抑制する方針とすると書かれています。第15期の交付運用報告書では、当期分配金が0円で、翌期繰越分配対象額は1万口当たり47,985円(税込)と記載されています。分配できる原資がないのではなく、分配せずにファンドの中に留めています。
分配金を受け取らないので、課税されるのは換金(解約)時と償還時の差益に対してだけです。税率は20.315%で、分配時の普通分配金にかかる場合も同じ20.315%です(2026年1月末現在)。NISAの成長投資枠を使えばこの20.315%が非課税になります。(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「分配方針」「税金」2026年1月末現在、交付運用報告書 第15期「分配金について」)
分配を抑制する設計は、定期的な現金収入を求める人には合いません。一方で、分配のたびに課税されて再投資の効率が落ちることを避けたい人には合います。分配方針と信託報酬の関係は、他のファンドでも同じ観点で整理しています。

純資産8,425億円と信託金限度額9,000億円
資金の出入りも確認しておきます。第15期(2025年1月21日〜2026年1月20日)の追加設定元本は1,183億3,396万円、解約元本は528億9,670万円でした。期末の受益権口数は1,566億9,119万口です。
この資金流入を受けて、運用会社は2025年10月18日付で信託金限度額を5,000億円から9,000億円へ引き上げました。交付運用報告書のお知らせ欄には、今後も資金流入が見込まれ信託金限度額に到達する可能性が高いため引き上げを行ったと記されています。(出典:交付運用報告書 第15期「当該投資信託のデータ」2026年1月20日現在および「お知らせ」、三菱UFJアセットマネジメントの約款変更のお知らせ(約款変更日2025年10月18日))
このお知らせで運用会社が同時に周知したのが流動性リスクです。足元で資金の流入が続き純資産総額が約4,660億円(2025年8月8日時点)の水準になっていること、当ファンドは「金の果実」のみに投資する商品であることから資産拡大に伴い流動性リスクが高まること、大量の解約発生時の留意点や換金制限を交付目論見書から抜粋して改めて周知する、という内容です。
交付目論見書の流動性リスクの説明にも、ファンドが組み入れている上場有価証券は一般的に株式と比べ取引規模が小さく取引量も少ないため、流動性リスクも高い傾向にあると書かれています。大量の解約が発生した場合には、換金の申込みの受付けが中止となる可能性や換金代金の支払いが遅延する可能性があることも明記されています。
純資産総額は2026年2月末の10,340.81億円から7月末の8,425.66億円まで減っています。ただしこの間に基準価額が62,125円から49,675円へ20.0%下がっているため、減少がそのまま解約を意味するわけではありません(にーと算出)。純資産総額を基準価額で割って口数を推計すると、2026年2月末が約1,664億口、7月末が約1,696億口で、むしろ1.9%増えている計算になります(にーと算出。あくまで推計値で、第16期の運用報告書は決算日である2027年1月20日より後の公表になるため、この期間の追加設定元本と解約元本の実数はまだ公表されていません)。
繰上償還の条件は、投資対象とするETFが上場した全取引所で上場廃止となった場合、および受益権の口数が10億口を下回った場合等と定められています。第15期末の1,566億9,119万口は10億口の約156.7倍にあたり(にーと算出)、口数の面では償還を心配する水準から遠い位置にあります。(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「お申込みメモ/繰上償還」、交付運用報告書 第15期「当該投資信託のデータ」2026年1月20日現在)
評判として語られる4つの論点を一次資料で確認する
当ファンドについて語られることの多い論点を、公表データで確認できる範囲に絞って整理します。
1. コストが高いという指摘
数字が裏づける指摘です。総経費率は年1.00%で、投資対象そのものである1540「金の果実」の0.46%と比べると0.54ポイント高くなります(同一対象期間)。SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)の0.19%、ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)の0.77%と並べても高い側です(対象期間は3本とも異なります)。(出典:交付運用報告書 第15期、三菱UFJ信託銀行「純金上場信託(金の果実)」、SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)交付目論見書2026年3月11日使用開始版、ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)交付目論見書2026年4月16日版)
2. 国内保管だから安心という評価
保管の事実関係は交付目論見書のとおりです。投資対象の「金の果実」は、三菱商事が信託委託者として拠出した金の現物を、信託受託者である三菱UFJ信託銀行が信託財産として国内に保管したうえで、それを裏付けとして発行された受益証券発行信託の受益権です。海外の保管機関を経由しない構造になっています。
ただし、国内に保管されている金地金はETFの信託財産であって、当ファンドの財産ではありません。交付目論見書は「ファンドから金地金へ交換することはできません。また、ファンドで直接金地金を保有することはありません。」と書いています。保管場所の話と、投資家が現物にアクセスできるかどうかの話は別です。現物へのアクセスを重視するなら、転換制度がある1540を直接持つ必要があります。(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「ファンドの目的・特色」「その他の留意点」、三菱UFJ信託銀行「純金上場信託(金の果実)」)
3. 金価格と値動きが合わないという指摘
構造から説明できます。当ファンドの基準価額は「金の果実」の市場価格(取引所終値)により計算されるため、金価格の理論値である指標価格や、日本の店頭小売・買取価格、海外で公表される取引価格とは差が生じ、2025年10月20日時点の乖離は約16.2%でした。参考指数との関係でも直近5年の決算期すべてで下回っており、第15期については-0.9%程度が参考指数と「金の果実」の値動きの不一致、-2.1%程度がキャッシュ保有・信託報酬・取引コスト等によるものだと運用会社が説明しています。(出典:三菱UFJアセットマネジメントのファンドレポート「当ファンドの基準価額と金の指標価格との乖離について」2025年10月21日公表・データ基準日2025年10月20日、交付運用報告書 第15期)
4. NISAで金に投資できるのが便利という評価
事実です。交付目論見書に、ファンドはNISAの成長投資枠(特定非課税管理勘定)の対象であると記載されており、つみたて投資枠は対象外で、運用会社の公式APIでもつみたて投資枠のフラグは立っていません。購入単位は販売会社が定めますが、楽天証券ではスポット購入・積立とも100円以上1円単位です。1540の2026年6月30日の終値19,530円と比べれば、少額から始められる側にあります。(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「課税関係」「お申込みメモ」、三菱UFJアセットマネジメントの公式API「ファンド詳細」、楽天証券のファンド詳細ページ2026年7月31日更新、月次レポート2026年6月30日現在)
向いている人・向いていない人
相性が合いやすいケース
- NISAの成長投資枠を使って金に投資したい(つみたて投資枠は対象外)
- 毎月数千円から1万円程度を積み立てる形で金を持ちたい(楽天証券はスポット・積立とも100円以上1円単位)
- 分配金を受け取らず、ファンド内で成長させたい(設定来15期すべて分配金0円、翌期繰越分配対象額は1万口当たり47,985円)
- 証券口座の管理を投信1本にまとめたい(取引所での売買や指値を扱わずに済む)
- 資産全体の一部として金を組み入れる位置づけで、年1.00%の総経費率を許容できる
相性が合いにくいケース
- 費用をできる限り抑えたい(総経費率は年1.00%。投資対象そのものである1540は0.46%。連動対象は違うが、SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)は0.19%)
- いずれ金の現物を手元に置く可能性を残したい(ファンドから金地金へ交換することはできない。1540なら1kg以上5kg以内で転換できる)
- 金の指標価格や店頭小売価格と同じ値動きを期待している(基準価額はETFの市場価格で計算されるため差が生じる)
- 定期的な現金収入がほしい(分配を抑制する方針で、設定来の分配金は0円)
- 短期間で売買を繰り返したい(1日1回算出される基準価額での約定になり、換金代金の支払いは受付日から起算して4営業日目から)(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「お申込みメモ」)
- 為替の変動を避けたい(為替ヘッジは行わず、円安米ドル高は基準価額の上昇要因、円高米ドル安は下落要因になると運用会社が説明している)(出典:三菱UFJアセットマネジメントのお知らせ「基準価額と金の指標価格(参考指数)との乖離について」2025年10月17日)
よくある質問
このファンドを買えば金の現物を持っていることになりますか?
なりません。当ファンドが保有するのは「金の果実」というETFの受益証券で、交付目論見書は「ファンドから金地金へ交換することはできません。また、ファンドで直接金地金を保有することはありません。」と明記しています。金地金は「金の果実」の信託財産として三菱UFJ信託銀行が国内で保管しており、交換を請求できるのはその受益者です。(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「ファンドの目的・特色」「その他の留意点」、三菱UFJ信託銀行「純金上場信託(金の果実)」)
1540「金の果実」を直接買うのと、どちらが得ですか?
費用だけで比べれば1540です。同じ対象期間の総経費率は1.00%と0.46%で、100万円を10年保有した場合の差は単純計算で54,000円です(にーと算出)。一方で1540には証券会社の売買委託手数料がかかり、当ファンドはNISAの成長投資枠の対象で楽天証券なら100円から積み立てられます。(出典:交付運用報告書 第15期、三菱UFJ信託銀行「純金上場信託(金の果実)」、交付目論見書2026年4月18日使用開始版「課税関係」、楽天証券のファンド詳細ページ2026年7月31日更新)
基準価額と金価格がずれているのはなぜですか?
当ファンドの基準価額が「金の果実」の市場価格(取引所終値)により計算されるためです。市場価格は需給で動くので、2025年10月20日時点では市場価格22,525円に対して「金の果実」の基準価額19,377.21円と、約16.2%の差が開きました。東証も10月17日付で注意喚起を行っています。参考指数そのものも大阪取引所の金先物価格から算出される理論価格で、店頭小売・買取価格とは定義が違います。(出典:三菱UFJアセットマネジメントのファンドレポート「当ファンドの基準価額と金の指標価格との乖離について」2025年10月21日公表・データ基準日2025年10月20日、交付目論見書2026年4月18日使用開始版「ファンドの目的・特色」)
分配金はいつか出ますか?
約束されていません。交付目論見書の分配方針は、信託財産の成長を優先し、原則として分配を抑制するという内容です。実績は2012年1月から2026年1月までの15期すべて0円、第15期の翌期繰越分配対象額は1万口当たり47,985円(税込)です。(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「分配方針」、三菱UFJアセットマネジメントの公式API「分配金実績」2026年7月31日取得、交付運用報告書 第15期「分配金について」)
NISAで購入できますか?
成長投資枠の対象で、つみたて投資枠は対象外です。運用会社の公式APIでも成長投資枠のフラグだけが立ち、楽天証券の詳細情報表も同じ表示です。ただし交付目論見書には、販売会社により取扱いが異なる場合があるとの注記もあります。(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「課税関係」、三菱UFJアセットマネジメントの公式API「ファンド詳細」、楽天証券のファンド詳細ページ2026年7月31日更新)
どこで買えますか。手数料はかかりますか?
公式APIで取得できる販売会社一覧には81社が登録されています(2026年8月1日取得)。SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券などのネット証券のほか、三菱UFJ銀行(インターネット専用)・イオン銀行・地方銀行・信用金庫も含まれますが、ラップ専用の登録も混在しています。購入時手数料は交付目論見書で上限1.1%(税抜1%)と定められています。本記事の確認範囲で買付手数料「なし」を直接確認できたのは楽天証券だけです(2026年8月1日確認)。(出典:三菱UFJアセットマネジメントの公式API「販売会社一覧」2026年8月1日取得、交付目論見書2026年4月18日使用開始版「ファンドの費用・税金」、楽天証券のファンド詳細ページ2026年7月31日更新)
繰上償還のリスクはありますか?
条件は交付目論見書に定められています。投資対象ETFが全取引所で上場廃止となった場合、および受益権の口数が10億口を下回った場合等です。第15期末(2026年1月20日)の受益権口数は1,566億9,119万口で、10億口の約156.7倍にあたります(にーと算出)。(出典:交付目論見書2026年4月18日使用開始版「お申込みメモ/繰上償還」、交付運用報告書 第15期「当該投資信託のデータ」2026年1月20日現在)
まとめ
三菱UFJ純金ファンド〈愛称:ファインゴールド〉について、一次資料から確認できた主なポイントを整理します。
- 金地金を直接持たず、東証上場ETF「純金上場信託(現物国内保管型)」(金の果実、1540)を主要投資対象とする。交付目論見書は、ファンドから金地金へ交換することはできず、ファンドで直接金地金を保有することもないと明記している
- 基準価額は「金の果実」の市場価格(取引所終値)により計算される。市場価格は需給で動くため、金の指標価格との差が生じる
- 2025年10月に運用会社が乖離のお知らせを4回公表。10月17日付で東京証券取引所が「金の果実」に注意喚起を行い、同日の市場価格23,400円に対し基準価額20,553.99円で約13.8%、10月20日は市場価格22,525円に対し基準価額19,377.21円で約16.2%の乖離だった
- 信託報酬は年0.55%(税込)。投資対象ETFの報酬0.44%程度を合わせた実質的な負担は年0.99%程度(2026年1月末現在)。総経費率は年1.00%(2025年1月21日〜2026年1月20日)
- 同じ対象期間で1540「金の果実」の総経費率は0.46%。差は0.54ポイントで、100万円を10年保有した場合の単純計算では54,000円
- 参考指数との比較では直近5年の決算期すべてで下回り、差は-1.0から-3.0ポイント。設定来では392.2%と494.3%で102.1ポイントの開き(2026年6月30日現在)
- 第15期の運用報告書は、乖離のうち-0.9%程度が参考指数と「金の果実」の値動きの不一致、-2.1%程度がキャッシュ保有・信託報酬・取引コスト等によるものと説明している
- 騰落率は2026年7月31日時点で1年+31.25%、5年+209.15%、設定来+396.75%。一方で直近6ヵ月は-20.41%で、設定来高値66,958円(2026年1月29日)からは25.8%下
- 分配金は設定来15期すべて0円。分配を抑制する方針で、第15期の翌期繰越分配対象額は1万口当たり47,985円
- 購入時手数料は上限1.1%で販売会社が定める。信託財産留保額はない。楽天証券は買付手数料なし
- NISAは成長投資枠の対象、つみたて投資枠は対象外
- 2025年10月18日に信託金限度額を5,000億円から9,000億円へ引き上げ。同時に、資産拡大に伴い流動性リスクが高まる点が周知されている
同じ金の値動きをとらえる商品として、投資対象そのものである1540を直接買うという選択肢が常に横にあります。総経費率で0.54ポイント、100万円10年で54,000円の差を負担する見返りは、NISAの成長投資枠を使えることと、100円単位で積み立てられることです。NISA口座で毎月コツコツ積み立てるなら当ファンドの条件が生き、課税口座でまとまった金額を長く持ち、いずれ現物に換える可能性も残したいなら1540のほうが条件は合います。
購入前に確認できる情報として、「金の果実」の市場価格と基準価額の差があります。市場価格は証券会社の画面で、「金の果実」の基準価額と金の指標価格は三菱UFJ信託銀行のサイトで毎営業日公表されています。当ファンドの基準価額は「金の果実」の市場価格(取引所終値)をもとに計算されるため、市場価格が「金の果実」の基準価額を上回っている局面で購入し、その後に市場価格が「金の果実」の基準価額の水準まで戻った場合、金の指標価格が変わらなくても、当ファンドの基準価額はその分低い値で算出される、という計算上の関係になります。
なお、基準価額・純資産総額・騰落率は日々変動します。購入や売却を検討する際は、必ず三菱UFJアセットマネジメント公式サイトおよび投資信託説明書(交付目論見書)で最新の内容をご確認ください。
※本記事は制度・商品の解説を目的としたもので、特定の金融商品や証券会社、投資行動を推奨するものではありません。数値はすべて出典元(三菱UFJアセットマネジメント公式サイト、投資信託説明書(交付目論見書)2026年4月18日使用開始版、交付運用報告書第15期、月次レポート2026年6月30日現在、同社が公表した各お知らせ、三菱UFJ信託銀行、SBIアセットマネジメント、ピクテ・ジャパン、楽天証券)の公表時点のものであり、投資に際しては交付目論見書等をご確認のうえ、最終的なご判断はご自身の責任でお願いします。



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